本記事では,駐在初期(〜1年)に考えておくべき内容を記載します。
駐在前の方は以下の記事も参考にしてください。
初めに作るべきクレジットカード
3つの方法を記載いたします。一番のオススメは①の方法ですが,駐在前に下準備が必要です。帯同者の渡米時期が遅い場合は②の方法もオススメです。
①日本のアメックスカードでアメリカのアメックスカードを作る
日本のアメックスクレジットカードを持っている方は,クレジットカードヒストリーがなくても日本の利用情報を使用して,アメリカのアメックスのクレジットカードを作成することが可能です。以下の記事を参考に作成してください。
日本の利用情報を引き継ぎ,アメリカのアメックスクレジットカードを作成する方法
最速でアメリカのクレジットカードを作成できるため,基本的にこの方法が一番オススメです。中でも
1枚目のオススメはアメックスゴールドです。オススメランキングも参考にしてみてください。
デメリット
デメリットは日本のクレジットカードの年会費を支払う必要があることです。以下の記事でも紹介していますが,日本のクレジットカードの入会ボーナスを狙ってみるのも良いと思います。渡米後に日本のクレジットカードを使用する場合には,海外取引手数料に注意が必要です。
②JAL/ANAカード
帯同者の渡米時期が遅い(半年以上離れているなど)場合,JAL/ANAカードもオススメです。カードのベネフィット(ポイントが貯まりにくい)はオススメできませんが,家族カードからジョイントアカウントに変更する方法で,渡米が遅い方のクレジットカードヒストリーを貯めることができます。
デメリットもありますが,駐在初期はクレジットカードを大量に作成するのは難しいため,特に帯同者の渡米時期が遅い場合は,帯同者のクレジットカードを早く作成できる良い方法の一つになります。
家族カードをジョイントアカウントに切り替える
以下の流れで行います。
- 駐在者は帯同者用の家族カードも申請し,渡米後,家族カードも一緒に受け取ります。
- 帯同者がSSNを取得した段階で,家族カードからジョイントアカウントに切り替え申請をします。
- 不思議なことに,帯同者のクレジットカードヒストリーは,家族カードを作成した時期から貯まっているのです。
この方法を使用することで,帯同者のクレジットカードヒストリーを早く貯めることができ,(駐在者のクレジットカードヒストリーも当然貯まります。)クレジットスコアが貯まりやすくなることで,次のカードが作りやすくなります。
デメリット
JAL/ANAカードの年会費を支払い続ける必要がある
クレジットカードを作成するために,クレジットスコアを貯める必要がありますが,スコアの指標の一つにクレジットカードヒストリーがあります。クレジットカードヒストリーは,所有する最も古いカードから現在までの期間です。古いカードを解約してしまうと,クレジットカードヒストリーが短くなってしまうことで,スコアが下がり,次のカードの承認を得にくくなります。
このため一番初めに作成するカードは長く所有することがオススメになり,JAL/ANAカードは解約しにくくなり,年会費を払い続ける必要が出てきます。(ポジティブに考えれば,この年会費以上にカード作成のメリットを受け取って行こうということです!)
個人カードの枚数が増える
JAL/ANAカードは個人カードです。クレジットカードを本格的に攻略を検討される方は必ず,Chaseの5/24ルールに向き合っていく必要があります。これは個人カードを作成できる枚数が24か月で4枚以内に抑えようというものです。そのうちの1枚がJAL/ANAカードになります。
家族カードもジョイントアカウントに切り替えることで,帯同者の個人カード1枚とカウントされます。
年会費を考えるとJALカードか?
年会費は,JAL USAカードは$20,ANA USAカードは$70です。(2023年4月現在)年会費だけを考慮すれば,JAL USAカードの方が良さそうです。
③クレジットカードヒストリーがなくても作れるカードを作成する
①②以外では,③の方法でクレジットカードを作成し,まずクレジットカードヒストリーを貯めることから始めます。
Chase Freedom Riseカード
Chaseでもクレジットカードヒストリーなしで作成できるといったカードが登場いたしました。個人的にはChaseとの信頼関係を作ることができるので,Chase Freedom Riseカードが③の中では一番良いのではないかと思っています。
Bank of America
Bank of Americaで銀行口座を開設,SSNを提出すると,クレジットカードの勧誘を受けます。Bank of America Customized Cash Rewards Secured カードはクレジットカードヒストリーがなくても銀行口座を持っていれば作成でき,カードのベネフィット(キャッシュバック)も悪くないです。
Discover
有名どころでは,Discoverのクレジットカードになります。
体験談
私は渡米前に下調べしていたこともあったので,自分用に①の方法を行いました。(妻用にもやっておけばよかったと後悔しています。)会社からの推薦もあり,ANA USAカードは作るものだと思い込んでいたため,作成後②も行いました。
アメックス,Chaseを攻める
クレジットカードで有名なのは,AMEX, Chaseで,クレジットカードの特典が素晴らしいです。駐在初期はまずこの2つのカードを作成していきます。
クレジットカードを作成前は「Credit Karma」を使用して,クレジットスコアを確認することができます。カード作成後はクレジットカード会社のアプリでもスコアの確認が可能です。
アメックス
SSNを取得・初めのクレジットカードを作成してから,約6か月後あたりでアメックスからクレジットスコアが見れるようになることから,クレジットカードを申請し,承認されるようになってきます。基本的に90日以内に2枚以内になるように作成していきましょう。(90日以内に3枚は難しいと言われています。)審査も比較的緩いと言われているため,まずアメックスを攻めていきます。
Chase
Chaseはアメックスと比較して審査が厳しく,SSNを取得・初めのクレジットカードを作成してから,約1年後あたりからカードが承認されるようになると言われています。しかし,Chaseに関しては銀行口座を開設してから3か月経過,残高を多く入れておけば($10,000以上),承認されやすいと個人的には考えています。
銀行口座を開設しよう
Chase銀行
会社からオススメされた銀行口座を初めは開設すると思いますが,SSNが取れたら,アメリカNo.1銀行のChaseの銀行口座を作ることをオススメします。帯同者がいる場合は,ジョイント口座またはそれぞれ1つずつ口座を持つことをオススメします。
また残高も多い方がクレジットカードの審査が通りやすいと思われるため,メイン口座にしても良いかもしれません。
その他の銀行
その他の銀行も興味があるクレジットカードがあれば,銀行を開設しても良いと思います。クレジットカードの審査が有利に働くと思います。
クレジットカードのルールを把握しよう
会社ごとに様々なクレジットカードのルールがあります。ルールを確認・守り,クレカ活動を進めましょう!
クレジットカードのルールの記事はこちら👉知っておくべき!アメリカクレジットカード申請のルール・注意点
ビジネスカードを作成しよう
ビジネスクレジットカードを攻略していくことで,作れるクレジットカードの種類,枚数が増えるため,より多くの入会ボーナスをもらうことができます。現在ビジネスを行っているかどうか,利益を得ているかどうかに関わらず,問題なくビジネスカードの申請が可能なため,作成してみましょう!
具体的な作成方法は以下の記事で紹介しています。
まとめ
本記事では,駐在初期(〜1年)に考えておくべき内容を記載しました。初めのクレジットカードを作成する方法として,以下3つの方法があり,その中でも①がオススメの方法となります
- 日本のアメックスカードでアメリカのアメックスカードを作る
- JAL/ANAカード
- クレジットカードヒストリーがなくても作成可能なカードを作る
またChase銀行の銀行口座を早い段階で作成することもオススメです。これらを行って,クレジットカードライフを楽しんでいきましょう!クレカオススメランキングも参考にしてみてください。